成形品の仕上がりをゴールとした金型の仕様提案 – 色差計の筐体部品 –

設備機器業界PP
色差計の筐体部品の写真
業界 設備機器業界
樹脂材質 PP
成形機サイズ 450ton
製品サイズ 380mm × 340mm × 420mm
製品名称 色差計の筐体部品
製品特性 7型で9部品を構成する仕様。各部品をアッセンブリしての製品のため、それぞれの精度は非常に高いレベルが要求された。

7型9部品の金型構成で小ロット生産の依頼

色差計の筐体部品製作の事例です。
元々は他社成形メーカー様で生産していたところ、徐々に小ロット対応を拒まれるようになったため、小ロット生産が得意な弊社にお話を頂きました。

金型は、7型で9部品を構成する仕様。各部品をアッセンブリしての製品のため、それぞれの精度は非常に高いレベルが要求されます。

実現性のある金型の仕様提案とスピーディーな進め方

9部品のアッセンブリ製品 徹底したゲート位置やヒケ対策

高い精度が要求され、かつ9部品が嵌合する製品です。部品群全体を加味して金型仕様を創り上げなければいけません。

ゲート痕ひとつとっても、現れる場所を加味する必要があり、最適なゲート位置の見極めが必要です。また、嵌合箇所の『ボス』には、金具部品を取り付けます。そのため、金型もインサート仕様を組み込む必要もあります。

さらに嵌合する箇所にコンマ台のたわみもあってはいけません。徹底したリブの設計とその影響で出る『ヒケ』対策も考慮し、底板の厚みとリブの太さなども細かく提案しました。

色差計の筐体部品-裏面の写真

弊社スタッフの強み!ポンチ絵を書きながらの仕様提案

こういった、特にアッセンブリ案件では、お客様との打合わせ時点で、仕様をその場でどんどん決めていくことが重要だと考えます。

弊社スタッフ:「このリブの太さだと底板がヒケますよ。」
お客様担当者:「ここは強度が欲しい箇所。ヒケてもいいからこの太さは確保したい。」
弊社スタッフ:「なるほど。では外観のシボは深めにして逃げましょう。」

 

打合わせの場においてどんどん仕様が確定していくと、プロジェクト自体も非常にスピーディーに進みます。

また弊社スタッフは、打ち合わせの場で『ポンチ絵』を書きながら話を進められます。頭の中のイメージがその場で絵として具現化すると、お客さまも判断が明確になります。同時に、お互いの金型仕様のすり合わせができるので、プロジェクト全体の実現性を感じていただけます。

色差計の筐体部品-裏面の写真

『金型と成形』 その場で両方に答えられるメリット

一般的に成形メーカーの営業スタッフ様は、金型の細かい仕様に関しては、金型メーカー様に聞かないと判断できない場合もあるかもしれません。また逆もしかりで、金型メーカー様は、どこまで成形を加味した金型を作ることが出来ているでしょう。

 

弊社射出チームのスタッフは、個々が『金型』『成形』両方にお応えできます。すなわち、成形品の仕上がりをゴールとした金型提案がその場で出来るのです。

弊社には金型部門、成形部門が備わっています。さらには、成形後の後加工を自動で行う『省人化装置』製作部門もあります。弊社一社内において、お客様の要望する製品を一貫して提供できるのが、関東製作所グループの最大の強みと自負しております。

 

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