目次
こんなお悩みありませんか?
・金型完成後の修正を防ぐため、設計段階から不良の発生を抑えたい
・ヒケや反り、ウェルドラインなどの成形不良が出て困っている
・自社では知見が無いため、金型と成形のプロに改善提案をしてほしい
これらのお悩みを解決するのが、関東製作所の「流動解析サービス」です。金型を製作した後、もし「ゲート変更」という事態に陥ったら、金型改修に20~30万の改修費が必要になります。さらに、製品の板厚偏差に至っては50~60万もの改修費が必要です。
そういった事態に見舞われないためにも、金型設計前に徹底したシミュレーションを施しておくことが、無駄な予算・納期延長を回避する唯一の施策になります。

流動解析について詳しく学びたい方は下記をご参照ください。流動解析を初めて学ぶ方から、製品開発に携わる方まで幅広く役立つ内容です。
>射出成形ラボが教える「流動解析の基礎と活用法」の無料技術資料

金型と成形を両立する関東製作所ならではの強み
関東製作所の流動解析サービスは、単なるシミュレーションではありません。
射出成形の現場で実際に起こる課題を見据え、解析結果をもとに 不良の未然防止や量産を意識した改善提案まで行う点が最大の特長です。
一般的な流動解析サービスでは、金型内での樹脂の流れや反り・ヒケの発生を「予測」する解析のみに留まるケースが多くあります。
しかし、実際の現場では解析結果をもとに「改善策を検討する」ことが大切です。
弊社の場合は 金型製作・成形の豊富な経験をもとに、
・解析データの正確な解釈
・不具合の要因解析
・製品形状の変更提案
・金型仕様の最適化提案
といった「現場に直結する改善策」まで含めてご提供します。
このように、解析結果とあわせて具体的な改善策をご提示することで、金型修正の手戻りや試作の繰り返しを減らし、無駄なコストの発生を防ぐと同時に、開発スピードと製品品質の両立を実現いただけます。
サービス概要
射出成形では、金型設計や成形条件のわずかな違いが、充填不良やヒケ、反り、ウェルドラインなどの不具合につながることがあります。それらのトラブルを実際に金型を製作する前に予測し、未然に防ぐのが「流動解析」です。
㈱関東製作所の流動解析サービスは、お客様のお悩みに合わせて3つのプランをご用意しています。解析結果を単なる数値で終わらせず、「なぜその結果が出たのか」「どのように改善すべきか」を明確にし、設計改善まで踏み込んだサポートを行っています。
①流動解析プラン
フロー解析と呼ばれる樹脂の流動に伴うデータを解析します。

解析で分かる事①フロー・ウェルド・エアトラップ
金型に樹脂を流す(充填)の際にかかる圧力と樹脂の温度を解析します。これにより「ウェルドライン」や末端に発生する「エアトラップ」「ガスパック」の位置等が把握できます。
作りたい樹脂製品が複雑形状や多点ゲートの場合、流動解析の導入は必須でしょう。それらの製品には、上記の不具合以外にも「ガス溜まり」「ボイド」「シルバーストリーク」「反り」等の懸念が特にあるため、不要な金型設変を低減する為にも、充填のシミュレーションは非常に効果的です。

解析で分かる事②繊維方向
樹脂の中にガラス繊維や炭素繊維を含む材料があります。そのような繊維入りの樹脂の場合、充填時の繊維方向が変形不良に繋がってしまったり、部分的に強度が異なって成形される可能性があります。
例えば同じ製品、金型仕様でもABSとABSガラス入りであれば、変形の仕方が異なる事があるのです。よって、樹脂の流れとは別に繊維の配向を解析する必要があります。
②反り解析プラン
上記で解析した充填(FLOW) /保圧(PACK)、繊維方向解析(FIBER)を基に製品の変形量を解析します。この時点で変形量が数値化できるので、どうしても変形してしまう製品は、金型を逆反りで製作して、成形時の変形が起こる事で変形方向を相殺し、製品図面通りの形状にする事も可能です。

③CAEフルパッケージ
①②の流動解析と反り解析に加え、要因解析、形状変更提案、金型設計への最適化提案まで行います。
金型を知り尽くしたプロが実施するからこそ、形状変更や金型仕様まで踏み込んだ具体的な改善提案が可能です。解析専門会社にはない、実際の金型製作・成形を見据えた提案型解析で、不具合の未然防止とコスト削減を両立します。
【こんな方にお勧め】
・設計段階で不具合を潰し、手戻りや改修コストを避けたい方
・成形不良の改善に困っている方
・解析結果だけでなく、具体的な対策提案を受けたい方
>射出成形ラボが教える「流動解析サービス入門」の技術資料を無料でダウンロードする
実際の解析レポート事例や依頼の流れとともに、流動解析サービスの内容を分かりやすく紹介しています。

流動解析について詳しく学びたい方は下記をご参照ください。流動解析を初めて学ぶ方から、製品開発に携わる方まで幅広く役立つ内容です。
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料金プラン・納期
| 解析プラン | 価格(税抜) | 納期日数 | 納品物 | 備考 |
| ①流動解析 | 50,000円~ | 2営業日 | ・解析レポート ・シミュレーション動画 |
基本的な流動解析を行います。 |
| ②反り解析 | 85,000円~ | 4営業日 | ・解析レポート ・シミュレーション動画 |
基本流動解析と反り解析を行います。 |
| ③CAEフルパッケージ | 210,000円~ | 5営業日 | ・最適化提案を含む解析レポート ・シミュレーション動画 |
基本流動解析と反り解析に加え、要因解析、形状変更提案、金型設計への最適化提案まで行います。 |
上記参考価格・日数は、弊社「流動解析」サービスの成形ランク100ton以下の製品の場合のものです。詳しくはお問い合わせにてご相談ください。
>今すぐ無料で相談する
反り解析による製品改善事例
| 製品名 | シラスパレット |
|---|---|
| 製品寸法 | 300㎜ × 300㎜ t(厚み)= 9㎜ |
| クライアント名 | 高千穂シラス株式会社様 |
| 製品用途 | 内装壁材 |
| 樹脂材料 | ABS-GF30(ガラス繊維30%) |
| 製品特性 | 板形状で強度・平面度が要求される |

反り発生の原因検証

最初は『発生原因は材料由来』とアタリをつけ、既存のリブ形状のまま、まずは流動解析で材料別でのシミュレーションを行いました。モニター上で材料ごとに数十通りの射出条件でトライ。その結果、どの材料で成形条件を変えても、真ん中部分から製品先端辺りの最終充填部分に行くほど、板が反ってしまう結果でした。
リブ形状のデザインを変更して流動解析を行ったところ、今までと異なる箇所に反りが発生しました。デザイン変更によって反りの発生箇所が変わったことから、反りの発生原因は『形状由来』であることが検証出来ました。
実施した反りの対策

約30種類のリブ形状のデザインを流動解析して反り解析の変位量を出しました。左図はその一例です。
試行錯誤の結果、最終的に反りが寸法内に収まるリブ形状デザインを見出すことができ、最終案としてお客様に提案をいたしました。
上記写真は、流動解析によって決定されたリブ形状のデザインを金型の構想設計とし、「金型設計」「金型製作」「成形」の工程を経て出来た製品です。反りを解消させることに成功しました。
まずは無料相談・レポート事例ダウンロード
「流動解析を頼むほどでもないかも…」
「社内で判断がつかないけど、一度話を聞いてみたい」
そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。
関東製作所では、射出成形における流動解析を金型と成形の両者の視点でサポート致します。
単なる解析データの提出ではなく、改善提案・設計アドバイスまで一貫対応しているため、初めて解析を依頼される方でも安心してご利用いただけます。下記より、お気軽にご相談ください。
また、サービスの内容や解析レポート事例、依頼の流れをまとめた技術資料「流動解析サービス入門-レポート事例と依頼の流れ-」を無料でダウンロードいただけます。
>射出成形ラボが教える「流動解析サービス入門」の技術資料を無料でダウンロードする

「どんなレポートが届くのか」「依頼すると何が分かるのか」を具体的に確認できる資料になっていますので、この機会に無料でダウンロードいただき、ご入用の際にご活用下さい。
流動解析はあくまでシミュレーションであり、最終的な金型のチューニングには職人の技術も必要です。そのうえで、材料の詳細、金型仕様、成形機の仕様など、正確なデータを基にした高精度の解析が成功の鍵を握ります。
㈱関東製作所では、中から大型の製品成形において、流動解析を通じて不具合の頻発と改修事案の連続を防ぎ、納期遵守とコスト効率の向上に努めています。お気軽にお問い合わせください。
>射出成形ラボが教える「流動解析の基礎と活用法」の無料技術資料
流動解析を初めて学ぶ方から、製品開発に携わる方まで幅広く役立つ内容です。

お問い合わせ・技術相談は(株)関東製作所にて承ります。
> [お問い合わせ] 射出成形ラボを運営する(株)関東製作所です。
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TEL.052-325-6380 [受付時間] 10:00 - 18:00



