お客様の要求品質を担保する

射出成形ラボ製の金型 6つの特長

  • Features

    最短2週間で試作品の成形が可能

    金型のモールドベースを極力共通化した「カセット型」対応が可能な製品であれば、金型製作の工数を大幅に削減できます。発注をいただき、製品データの完成・各種仕様の確定ができましたら、そこから最短2週間で金型完成・試作品の成形が可能となります。 弊社の簡易金型サービスは、金型設計から金型加工・組付け、そして成形まで、すべて国内自社工場の一拠点で行います。さらに、弊社の経験豊富なスタッフによる、製品形状の分析から金型への素早いデータの落とし込みができることも、迅速な対応が実現できる大きな要因です。

  • Features

    カセット仕様の金型で60万円~を実現

    カセット型とは、可動側/固定側の型板やスペーサーブロック、ガイドピン・ガイドブッシュなどのモールドベース部分をすべて共有化しているため、金型の大部分を新たに造る必要がありません。結果、金型製造にかかる工数を圧倒的に簡素化でき、大幅なコスト削減を実現します。
    本サービスは需要の高い180ton射出成形機を試作専用として配備し、小サイズから中サイズ製品まで幅広いニーズに対応可能。通常なら180ton成形用金型は200万円以上が相場ですが、弊社の簡易金型サービスは半額以下のコストで提供しています。

  • Features

    品質重視の金型仕様は丸投げでOK!

    お客様の製品に対するご要望は何なりとお申し付けください。理想どおりの製品のための金型仕様は、すべて弊社からご提案いたします。例えば、コネクターの組込みなどインサート案件の際は、最も効率的な金型構造をご提案。また、ウェルドラインやヒケ・バリなどの成形不良や、金型破損などを回避するための対策は、必須項目として提供します。
    弊社は特に、自動車関連の内外装部品において金型製作・成形に多くの実績を誇ります。弊社の簡易金型サービスは、金型と成形品に対する「品質の高さ」を最も重視しております。

  • Features

    流動解析の活用で高品質な成形品を

    プラスチック製品の金型検討に必要な充填解析や反り解析(※オプション)を行います。フロー、ウェルドライン、エアトラップなどの流動解析から、変形予測に対する追加リブのご提案。加えて追加後のシミュレーション予測など、設計段階での不具合予防や品質向上策を講じます。
    金型の製作後「ゲート変更」という事態に陥ったら、20~30万の金型改修費が必要でしょう。さらに、板厚偏差に至っては50~60万もの改修費がかかります。金型設計前に徹底したシミュレーション施策が、無駄な予算・納期延長を回避する施策です。

  • Features

    最小サイズなら±0.05の精度を保証

    必要な箇所への寸法公差なら、±0.05での精度まで保証。さらに要求箇所のサイズ次第ではそれ以上の数値も可能です。
    図面に寸法公差のご指示がなくても、JIS中級程度の精度を確保。弊社は、自動車・家電業界での実績が8割を超えており、成形品の品質を最優先に取り組んで参りました。例え試作であっても、量産製品並みのクオリティをお約束します。
    金型の固定側は加工後に磨きをかけます。磨きは#5,000まで対応可能。加飾製品にも十分対応いたします。(※オプション)

  • Features

    インサート品やアッセンブリにも対応

    本サービスでは、インサート・アウトサートが必要な成形にも対応します。また、熱板溶着機超音波溶着機の試作機を社内で保有しているため、成形後のアッセンブリ案件も同時に可能です。
    弊社では、自動車用のダクトやタンク製品の実績が特に多く、成形後の後(あと)加工には多くの知見を有しております。また、自動化機械や省人化装置を製造する専門部署もあり、金型設計からプラスチック成形、後加工、アッセンブリ仕上げまで、お客様プロジェクトをトータルでプロデュースすることに長けております。

(株)関東製作所の簡易金型サービスは、カセット金型も活用することで、プラスチック製品メーカー様の製品開発に、高いコストパフォーマンスと品質をお約束します。そして、お客様側での開発スケジュールに柔軟に対応できるよう、短納期での納品を実現いたします。金型仕様や形状の見直しなど難しい検討はすべて弊社に丸投げで。メーカー様の製品開発に徹底したサポートを提供します。

お見積もりのご相談は、
お気軽に連絡ください。
まずは図面を拝見いたします。

検討中の製品の図面やデータファイルがございましたら、下記ボタン先のフォームよりお気軽にご送付ください。データをお受けしてから2営業日以内には、大まかなお見積もりを提示いたします。
なお不明点や詳細情報が必要な際は弊社よりご連絡いたします。また、複雑な製品仕様や部品点数の量などによっては、見積もり回答にお時間をいただく場合がございますので、恐れ入りますがご了承ください。

私たちが
ご対応
いたします。

お見積もりの受付後、2営業日以内にご返答します

見積もり依頼が、月・火・水の場合
見積依頼受付日から2日以内

週末土曜・日曜のあいだにご送付いただいた場合は、月曜を受付日。祝日や連休に頂いた場合は、休み明けの一日目を受付日とさせていただきます。何卒ご了承ください。

見積もり依頼が、木・金の場合
見積依頼受付日の翌日または翌週の月曜もしくは火曜

製品サイズや仕様条件が合致すれば

カセット金型が最短&最安コスト

モールドベースを共通化したカセット式の簡易金型

カセット型とは、金型の大部分を構成するモールドベース(可動側/固定側の型板やスペーサーブロック、ガイドピンとガイドブッシュ、エジェクタープレートなど)を可能な限り共通化し、製品を成形するエリアだけを製品に応じて入れ子として分離、交換する方式です。つまり、金型の大部分を毎回新たに製作する必要がなく、結果として製造コストの削減と納期の短縮を実現します。

簡易ながらも正真正銘の高精度な射出成形用金型

カセット型を用いた金型は、簡易ながらも正真正銘の射出成形用金型であり、高精度なプラスチック成形を実現します。これにより、金型でしか得られない品質と機能性、例えば、意匠面の仕上げやシボ加工などを製品に付与することが可能です。
またある程度の生産数も確保でき、試作から小ロットに至るまで、幅広いニーズに応えることができます。

最短納期と最安コストを叶えるための条件

カセット金型の条件仕様

製品サイズ W200 × D150 × H70 製品の高さ方向は70㎜以上でも調整可能ですが、製品形状にもよりますので、詳しくはご相談ください。
入れ子サイズ W270 × D185 × H50×2 左記の「×2」は「固定側+可動側」を示しています。
金型費用 60万円(税抜)~ 製品形状や樹脂材料・数量などにより変動いたします。詳しくはお問い合わせにてご相談ください。
製品単価 200円(税抜)~
※1,000個成形した場合
樹脂材料の種類や・数量などにより変動いたします。詳しくはお問い合わせにてご相談ください。
ゲート方式 サイドゲート ゲート仕様のご指定がなければ、サイドゲート仕様となります。もちろん、他ゲート仕様をご希望の際も対応可能です。
スライド 置き駒にて対応可能 アンダーカット処理等でスライドが必要な場合、置き駒にて対応いたします。※オプション
インサート 対応可能 インサートさせる部品素材や用途はご相談ください。※オプション
金型の鋼材 鉄またはアルミ 最適な材質・数量と使用用途をうかがって判断いたします。また、様々な表面処理(焼き入れ・窒化など)にも対応可能です。

掲載のオプション以外でも様々な仕様に適応

対応可能なオプション例

製品データ作成 5万円(税抜)~ 金額は形状・サイズにより変動します。2Dデータや2D図面、または現物からの3Dデータ化も可能です。
CAE解析 5万円(税抜)~ 金額は形状・サイズにより変動します。主に流動解析(フロー・ウェルド・ガスパック)、反り解析などに対応いたします。
塗装・めっき・印刷 対応可能 印刷はタンポ印刷、シルク印刷などに対応可能です。
アッセンブリ
アウトサート
対応可能 必要に応じて自動化機械、省人化装置も製作・導入可能です。
金型保管 保管期間1年 長期の保管に関しては要相談とさせていただきます。

成形機で成形可能な樹脂にはほぼ全て対応

対応可能な樹脂素材

汎用樹脂 PP(ポリプロピレン)/ PS(ポリスチレン)/ ABS / PE(ポリエチレン)/ TPU(熱可塑性ポリウレタン) / AES / ASA
エンプラ PC(ポリカーボネート)/ PA(ポリアミド)/ POM(ポリアセタール)/ PET(ポリエチレンテレフタレート)

カセット型以外の簡易金型ももちろん可能!
成形現場に隣接した金型製造環境で、開発に最適な金型を提供。

弊社は金型製造としてスタートして60年以上の実績を誇ります。特に自動車業界の樹脂用金型に注力することで、厳しい品質管理体制を根付かせてきました。大手自動車部品メーカーのフロントグリルやメーターパネルなどの実績も多く手がけ、特に高い精度が求められる樹脂メッキやピアノブラック塗装などの加飾製品に対応した金型も得意です。

試作・小ロット成形は、小物から、射出成形機サイズで1,800tonまで、幅広いサイズで成形が可能です。そして弊社最大の強みは、成形現場に隣接して金型製作環境がある点です。その場での検証トライや、金型仕上げメンバーによる金型調整が可能なため、設計変更や金型修正を徹底的に低減したスムーズなプロジェクト進行をリードできます。

樹脂材の選定や強度試験を目的としたノベルティ用製品の試作事例

スマホスタンド製品の試作プロジェクト

試作用途 ノベルティとしてのスマホスタンド製品の開発にあたり、量産化への樹脂材選定や強度試験のため。
製品寸法 W89 × D99 × H28
樹脂材料 汎用性樹脂「ABS」/バイオプラスチック「RiceResin®」「HEMIX」
製品特性 スマホ天面には宣伝用の企業ロゴを掲載し、かつ入れ子分割することで、ロゴを差し替えての製品化も可能としている。製品外形やスマホを立てる溝に傾斜を設け、流麗なデザインを再現し、かつ金型展開した際の抜き勾配も兼ねた製品設計を実施。
  • Flow

    機能性と流動性を考慮したデザイン

    射出成形では、樹脂が冷えて固まるときに収縮し、「反り」などの不良が発生することがあります。一方で、R形状面が広いと「反りにくい」という特徴も持っているため、製品全体を積極的に曲線形状の強いデザインでまとめました。
    成形の際の「流動性」も加味しています。流動性が良いと小さく複雑な形状でも樹脂が流れ込みやすく、製品になった時の再現性が高まります。そのため、このスマホスタンドの板厚に関しては、設計段階で「ABS相当で2.5mmの板厚」に設定して進めました。

  • Flow

    流動解析にて最適なゲート位置を確定

    金型内部に溶融樹脂が流れ、冷えて固まることで製品が完成しますが、その流れ方や冷却によっては様々な不具合を発生させます。流動解析では、通常見えない金型内部の樹脂の流れや冷却具合を解析ソフトで可視化し、不具合要因を特定することができます。
    今回のスマホスタンドでは当初のゲート位置ではウェルドラインの発生が解析の結果判明し、外観不良の可能性が発見されました。そこで、不良対策として設計段階でゲート位置を変更し、外観品質を担保しました。

  • Flow

    金型設計・製造工程

    弊社では自動車業界を中心に年間で数百型の金型を設計・製造を行っております。各工場に専属の設計、製造のスタッフを揃え、工場内での一貫対応が可能です。
    また金型製造エリアと成形エリアが近いこともあり、急な設計変更や金型修正にも迅速に対応な体制が整っております。
    このスマホスタンドのトライ(試し打ち)でも、初回のトライで「離型不良」が発生しましたが、その場で即座に金型修正を行い、数時間のうちに良品成形ができるまでにもっていきました。

  • Flow

    様々な樹脂材で製品化を検討

    このスマホスタンドでは、様々な樹脂材料を使用し成形テストを行いました。主にトライしたのは、汎用樹脂の「ABS」、バイオプラスチックの「RiceResin®」と「HEMIX」です。
    金型製作事業をメインに行ってきた弊社では、日頃から様々な樹脂材料での成形トライを行っているため、経験豊富な成形技術者が在籍しております。プラスチック製品開発では「設計」「金型」「成形条件」の3つの条件がバランスよく揃ってこそ、良い製品を生産することができます。

数多くのお客様と共に歩ませていただいています

主要取引先企業様一覧

下記に掲載させていただいたお客様以外にも、弊社は非常に多くの企業様とのお取引をさせて頂いております。
お客様への課題解決へのソリューション提案が、私共の成長の原動力となっております。※順不同・敬称略

  • キョーラク株式会社
  • 豊田合成株式会社
  • 株式会社FTS
  • 和興フィルタテクノロジー株式会社
  • 株式会社ファルテック
  • 本田技研工業株式会社
  • 日本ビニロン株式会社
  • イオインダストリー株式会社
  • 積水テクノ成型株式会社
  • 岳南有機株式会社
  • 日本プラスト株式会社
  • 株式会社千代田製作所
  • マーレジャパン株式会社
  • 株式会社コムデギャルソン
  • 東京大学
  • 倉敷紡績株式会社
  • オルガノ株式会社
  • パナソニック株式会社
  • 株式会社エフ・シーシー
  • 菊水電子工業株式会社
  • 日本電色工業株式会社
  • 古河電工パワーシステムズ株式会社
  • 共同カイテック株式会社
  • 株式会社アトライズヨドガワ
  • 高千穂シラス株式会社
  • ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
  • 精電舎電子工業株式会社

ダミー:お客様へのメリット追及が、私共の成長の原動力

担当者メッセージ

クオリティの高い製品開発を、お客様と進めていきたい

私たち関東製作所は創業以来金型製作に従事し、その技術を磨いてきました。自動車関連部品のブロー成形用金型、射出成形用金型がその主力で市場の要求に長きにわたり応えてきました。
現代の市場の要求は変化し、スピードUPしております。
近年推進しているDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて、様々なユーザー様と接する中、その要求の多様化やスピード感を日々肌で感じているところです。
今回のサービスは、そういったご要望を効率よく実現できるかを考えたどり着いた答えでもあります。従来までに培った金型製作技術を存分に生かし、多様化、スピード感にお応えできるものと考えております。加えて、従来までの、頂いた図面を形にするだけにとどまらず、デザイン、製品設計、3Dデータ化も対応可能で、皆様の頭の中にあるモノをこのサービスで具体的に形にする事が可能です。

過去に、他社で安く金型を発注したところ、不具合が発生し、結果そのメーカーでは改善が出来ず、弊社の方にご相談頂いたケースが何度かございました。一言に「安かろう悪かろう」という言葉が適切ではないかもしれませんが、金型は一品一葉です。適切な鋼材、仕様、加工精度で製作を行わないと、良い製品を生産する事は出来ません。長年、自動車業界で培った経験と技術力を駆使したクオリティの高い製品開発を弊社がサポートさせて頂きます。 その反面、まだ完全ではない部分があるとすれば、皆様のご要望を伺いながら積極的に改善改良をおこなって参りたいとも考えております。

まずはご相談下さい。その困りごとの正解は一つではありません。我々がご提案させて頂くアイデアが最適解となる様、困りごとが解決する様、実現に向けて最大限ご協力させて頂きます。

株式会社関東製作所
次世代価値創造部 部長
安田 一尊

下記以外にも不明点はお気軽にお問い合わせ下さい

よくある質問

3D設計や流動解析に対応していますか?

はい、対応しております。
2D図面しかない場合はそこから3Dモデルデータを作り込むことは可能ですし、逆に3Dモデルから2D図面への展開も可能です。またCADソフトはCATIAやSPACS-Eを使用しており、データの拡張子はある程度の種類に対応可能です。ただ、弊社ではSTEPによる作業が主流ですので、STEPデータでの受領を推奨しております。
またCAE 3D-TIMONによる流動解析、反り解析等にも対応可能で、お客様のフロントローディング、試作レスに貢献可能です。

金型成立性の検証は行っていただけますか?

はい対応します。金型の成立性だけでなく、製品の形状検討まで対応いたします。
流動解析ソフトも保有していますので、最適な製品形状をご提案いたします。

図面はないのですが、現物と同じ製品を製作できますか?

はい、できます。その場合はリバースエンジニアリングによる対応をさせていただいております。
ただし、形状によっては『全く同じ製品』を再現することは難しい場合もあります。まずは現物を拝見させていただければと思いますので、お気軽にご相談ください。

製品設計から金型設計まで対応可能でしょうか?

はい、製品設計からの実績も多々ございます。
全くゼロからの設計の場合は、ポンチ絵やサンプル品があればスムーズに進むかと思います。

弊社のスタッフはお客様のお話を聞きながら、その場でポンチ絵を描き、仕様の確定を進めることに長けています。お客様側で具体的なスケッチ等が無くても、頭の中にイメージがあれば、こちらがヒアリングしながらポンチ絵を描き起こすこともできます。その際に具体的な寸法や製品の使用環境などの情報をいただけると、採用すべき材質や工法なども決まりやすいので、製品の仕様決定が早く進みます。
また、すでに設計済みの製品に関しては、金型の成立性や事前の成形不良対策などの提案は非常に得意ですので、ぜひご相談ください。

金型の設計検証はどのように行っていますか?

金型の設計図面が仕様書通りかを、徹底的に検証・チェック致します。
正しい金型を作るには設計図面の正確性がもっとも重要と捉えておりますので、二重三重のチェック体制を採用しております。時には、お客さまも一緒に検証いただくよう努めさせていただいております。

また、お客様側で専用のチェックシートがあれば、それに従っての検証も行っております。弊社は、特に厳重とされている自動車業界での金型製作実績が非常に多いので、その点は安心してお任せください。

金型はどのくらいの大きさまで作れますか?

社内では成形機サイズで1,800tonクラス、総重量10ton未満の金型なら製作可能です。
それ以外のサイズ、例えば成形機サイズで2,000ton、総重量10ton以上の金型も協力メーカー様で対応可能ですのでぜひお問い合わせ下さい。

対応可能な金型の表面仕上げは?

ピアノブラック塗装、樹脂メッキなど#5000番程度の高番手が必要とされる磨きに対応します。
熟練設計で、コアライン(ヒケ)などを出さないような形状対案も行います。

ホットランナーには対応していますか?

はい、対応可能です。
ホットランナー以外でも、バルブゲートを採用した金型なども対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

金型への焼き入れは可能ですか?

はい、対応可能です。
自社内に、ガラス入り樹脂対応の成形機を所有しておりますので、ご要望の際はぜひお申し付けください。

金型のシボ加工には対応していますか?

はい、対応できます。梨地、幾何学模様、革シボなど全般に対応可能です。
尚、ヒケを目立ちにくくする方法としても、製品の表面にシボを付ける場合があります。ヒケ自体を小さくするものではありませんが、光沢のある平坦な表面に比べ、シボを付けた表面はヒケが目立ちません。ただし、シボはプラスチック成形品の表面部分に加工するため、見た目や触った感じなどデザイン的な事も考慮して加工しなければなりません。

また、成形条件でのヒケ対策としては、保圧を高く保持することが挙げられます。しかし、金型自体が高保圧に耐えるよう設計・製造されていないと、別の不具合が発生します(バリ・コアヒケ・コアライン)。
なお、肉厚が厚くなっており、圧力がうまくかかり切らない形状のものが、ヒケが発生しやすいプラスチック射出成形品とされています。

プラスチック製品の試作に関して、他の工法にも対応していますか?

はい、対応しています。
プラスチック製品の工法としては、金型を必要としない3Dプリンタ―切削加工真空注型での製作にも対応しております。また、量産を控えた試作プロジェクトでは、簡易金型からの提案も致します。

弊社は、お客様の要望や製品の仕様に沿った最適な工法提案に注力しており、例えば、形状確認のために数個の試作品をご要望の場合は3Dプリンタ―での提案。また、ある程度の強度が担保された小ロット品を20~30個程度なら切削加工や真空注型を提案するなど、柔軟に対応しております。
金型の仕様から成形まで熟知したベテランスタッフがヒアリングさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

対応可能な月産数量はいくつですか?

1個から数万個まで対応可能です。量産から小ロット(1個~1,000個未満)まで対応可能です。また、『500個作り切り』など単発での生産も可能です。
形状やサイズ、生産数により対応できる条件が変わってきますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

生産移管には対応していただけますか?

はい、成形移管(工程変更)も承ります。都度の成形機のキャパシティの関係もございますので、生産数や材質、金型仕様などの情報を基に一度打ち合わせさせて頂きます。
金型の仕様次第では金型の改造が必要になります。

金型や3Dプリンタ―で製作した場合のコスト感を教えてください。

金型を使用した量産の場合、イニシャルコストは高額になりますが、製品1個の単価は安くなります。逆に金型を使用しない工法の場合は、イニシャルコストは抑えられますが、製品単価は高額になります。

また、工法ごとに使用できる材料は違ってきます。例えばABS樹脂を真空注型で使用することはできず、その場合は『ABS相当』の材料となるなど、樹脂材を限定する際は工法も限定されます。
詳しくはお問い合わせ下さい。

成形可能なサイズはいくつですか?

射出成形機ランクで180tの小型サイズから、1,800tクラスの超大型サイズまで幅広く対応しております。また多くの成形機に対して特注でデーライトを延長させており、一般機より大きいサイズ・奥行きのある金型も乗せることができます。
関東製作所グループでは、保有する射出成形機のラインナップの多さも強みです。

材料の2色混合にも対応していますか?

弊社では多色混合機を保有していますので、十分対応可能です。
マスターバッチ(プラスチック用の着色剤)での着色を行っております。また、より色ブレを抑えたい場合は、費用は割高になりますが、着色ペレットの使用も可能です。
お客様製品の条件に沿った最適な材料提案を行いますので、お気軽にお問い合わせください。

インサート成形は可能ですか?

はい可能です。
小ロット生産はもちろんのこと、量産品のインサート生産に関しても、弊社には専用の自動機など『省人化装置』を製作する部署がございます。
関東製作所グループでは社内に金型製作部署、成形部署、専用機製作部署があることで、お客様の工場ライン単位での効率的な生産環境の提供を得意としています。

成形後工程はどの程度まで対応可能ですか?

主に実績があるのは、クリップ挿入、シール貼り、塗装、印刷(ロゴ入れ)、超音波溶着、熱板溶着などが多いです。
上記以外でも、弊社には『省人化装置』製作部署がありますので、アッセンブリー関連の自動機を内製で製作可能です。お客様の製品の仕様に沿った自動機の提案が可能ですので、お気軽にご相談ください。

材料の実績は何が多いのですか?

PP、ABSが一般的ですが、近年はエンプラにガラス入り樹脂材の対応も増えてきています。特に弊社工場には、ガラス入り対応可能な射出成形機を導入しています。
上記以外にもPC、PA、PA+G、PP+G、PP+タルク、PE、AES、TPO、PPSなど多岐にわたって対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

金型製作後の改修や設変を低減させる方法はありますか?

流動解析ソフトを導入しております。
金型製作前、樹脂の充填パターンをシミュレーションすることで『反り』などの変形を事前に確認したり、ガス溜まり位置を予測することで、適切な位置に入子割りを織り込むことが可能です。結果、コストダウンにつながる試みとなりますので、弊社では流動解析を積極的に取り入れております。

対応可能な拠点はどこにありますか?

弊社(株)関東製作所グループは、全国に9拠点、インドネシアに2拠点ございます。
尚、上記以外でも協力メーカー様とのネットワークも多数ありますので、お気軽にお問い合わせください。

国内9拠点よりお客様をサポートします

運営会社

プラスチック製品開発の
ベストパートナーをスローガンに。
株式会社関東製作所です。

創業75年を超える弊社は、金型製作を中心に、プラスチック製品の試作、量産から自動機の製造まで幅広い事業を展開して参りました。これまでの豊富な経験と潤沢な設備リソースにより、プラスチック製品開発における幅広いニーズに対応が可能です。
計段階から製品の生産まで一貫で担える、弊社だからこそのトータルサポートをお約束いたします。

会社名 株式会社関東製作所
設立 1948年7月
代表者 代表取締役 渡邉 章
従業員数 244名(2024年5月)
資本金 6,985万円
売上高 41億円(2024年1月決算)
本社所在地 東京本社工場 :〒135-0004 東京都江東区森下5-18-13
問合せ先 名古屋支店  :〒452-0821 愛知県名古屋市西区上小田井2-116 TEL.052-325-6380
取扱業務 量産成形 / 試作・小ロット・補給品 / 金型製作(射出成形) / 金型製作(ブロー成形) / 金型メンテナンス 自動加工機製作 / 自動組付け機製作 / 自動検査機製作 / 金属加工(部品加工)
グループ企業 K.M.I(P.T.Kyoraku Kanto Mould Indonesia) / MS-MOLD(PT. MS MOLD INDONESIA )

関東地区・東海地区・九州地区の
各拠点で完結する並行生産体制

プラスチック製造すべてにかかわる生産技術代行サービスを、国内9拠点からご提供。

  • 関東製作所 公式サイトへ
  • 射出成形ラボ 本サイトへ

お見積もりのご相談は、
お気軽に連絡ください。
まずは図面を拝見いたします。

検討中の製品の図面やデータファイルがございましたら、下記ボタン先のフォームよりお気軽にご送付ください。データをお受けしてから2営業日以内には、大まかなお見積もりを提示いたします。
なお不明点や詳細情報が必要な際は弊社よりご連絡いたします。また、複雑な製品仕様や部品点数の量などによっては、見積もり回答にお時間をいただく場合がございますので、恐れ入りますがご了承ください。

私たちが
ご対応
いたします。

お見積もりの受付後、2営業日以内にご返答します

見積もり依頼が、月・火・水の場合
見積依頼受付日から2日以内

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